IHコンロ(電磁調理器)火災にご用心

コラム

IHコンロの安全性

 

IHコンロ(電磁調理器)はガス調理器と異なり炎がでませんので危険度が少ない調理器具です。

また、下記のような安全機能が搭載されています。

・過熱防止
・空焚き防止
・揚げ物鍋そり検知
・鍋無し自動停止
・高温注意
・切り忘れ防止

しかしながら炎が出ないことや上記の安全機能搭載からの油断が、IHコンロ(電磁調理器)ならではの火災が発生することはあまり知られていません。
また、台所は油など可燃性の高いものが多いので一旦発生すると大きな火災になることが多いです。

事故事例をご紹介します。

〔事例1〕
引越し当日、電磁調理器の上に食器を包んでおいた新聞紙を放置。なにかがあたり調理器具が作動、自動停止装置が故障により作動せず、火災発生。

〔事例2〕
引越し当日、IHコンロ(電磁調理器)専用の鍋を持ち合わせていなかったため、普通の鍋を使用。安全機能が正確に作動せず火災発生

〔事例3〕
油料理をする際には一定量の油が必要であるにも関わらず、油量が少なかったため、油温が急激に上がり安全機能が作動しなかった。

*この火災の多くが引越し当日に発生します。それまでガス調理器しかご経験の無い方が、よく使用方法がわからずに起こしてしまうといった、本当にお気の毒な事故が多いのが特徴です。

*まさに新しいスタートの日に災難にあわないためにも、取扱方法をよく読んで、不明な点があれば詳しい方に聞いたりされて事故を未然に防いでいただければと思います。

IHコンロ(電磁調理器)火災火災にあわないための5か条

1.引越し当日、よくわからなければ使いわない。電源も切る。
2.IHコンロ(電磁調理器)専用の鍋を使用する。
3.取扱説明書は熟読する。
4.揚げ物をする際には油の量に注意する。(取説に細かく記載されています。)
5.「モード」設定を理解しましょう。(揚げ物モード等々)