『家財保険』に関する質問いろいろ

コラム

1.『家財保険』 「火災保険」 違い

同じ意味を指す場合もありますが、違う場合もあります。
「火災保険」のうち、家財を補償対象とするものを『家財保険』と呼ぶこともありますが『家財保険』も「火災保険」のひとつです。
住宅の場合、「火災保険」では保険の対象を、『建物』と『それに収容される家財』と区分しています。
そして、〔建物のみ〕に保険を付けることも、〔家財のみ〕に保険を付けることも、両方に保険を付けることも可能です。

一方、持ち家にかける「火災保険」の場合、建物に対する保険か、家財に対する保険か、その両方なのかは注意が必要です。
保険証券には、保険の対象が明記され、各々保険金額が設定されています。

 

2.『家財保険』 使うと高くなる?

保険金を受け取っても、翌年保険料は高くなりません!
一般的に、自動車保険では、保険契約者間の保険料負担の公平性の観点から、自動車1台ごとの前契約における事故件数に応じた割増引が適用される「等級別割引・割増制度」があります。したがって、通常は保険金を受け取ると翌年保険料が高くなります。
しかし、火災保険にはこのような制度はなく、契約更新の際に保険料が割引や割増になる制度はありません。
特約の賠償責任保険も同様です。

また、建物の火災保険も同じです。

3.店舗の『家財保険』に入りたい

飲食店などの店舗の火災保険の際に、『家財保険』を希望される場合がありますが、その店舗が住居として使用されていない場合、店舗内の《食器》、《調理道具》、《テーブル》、《椅子》などは、家財と同じような形状ものであっても、営業用什器備品となります。つまり、家庭用の道具は「家財」、業務用の道具は「営業用什器備品」となります。
通常、『家財保険』とは別に、異なる保険契約で契約しなければなりません。