マンションの停電、断水と水漏れ事故

事故の防止策

 

マンションの断水がもたらす大きな危険

断水の原因

断水の原因としては、
1.災害等によるものとして、
・地震や自然災害によるもの
・老朽化による水道管の破裂
・凍結による水道管の破裂
・停電による送水の停止
2.人為的に停められるもの(停水)として
・点検・工事による一時停止
・代金未払い
があります。
特にご注意を頂きたいのは、災害等による断水や停電による送水の停止です。

蛇口を空けたまま放置した結果

自然災害などでは、通常は出るはずの水が、予告なく使えなくなることで、慌ててしまい、さらに断水の原因を探っているうちに水道の蛇口を空けたままにして、水道から目を離した結果、そのまま眠ってしまったり、外出してしまい、やがて水道が復旧した際に、開けたままの蛇口から水が勢いよく出て、水道を止めることが出来ず、漏水事故につながる場合があります。
蛇口が台所の流しの外側に出ていれば即漏水事故につながりますし、流しの中に洗い物のお皿などを置いている場合では、じゅうぶんな排水が出来ず、やがて流し台から水が溢れて漏水につながります。

マンションの停電

マンションは、戸建てに比べて建物階数が高いので、ポンプを使って屋上などの水槽に水を貯めて、そこから各戸室に水が送られています。水槽に水を送るためのポンプは、電気を使って動いているので、地震や台風で停電になるとポンプが止まり、水を送ることができなくなります。
最近では、地震や台風に伴い断水が多く発生しましたが、その際に、蛇口を空けたまま放置した結果、水道が復旧した際に漏水事故につながった事例がありました。
災害に気を取られて、自分自身でさらに大きな災害を引き起こさないように、水道の蛇口はどのような場合でも必ず閉めるようにしましょう。